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飯田 等さん(株式会社 agri new winds)

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akiyama-profile飯田 等さん
株式会社 agri new winds 代表
茨城県で生まれ、高校卒業後に東京の専門学校へ進学。電気関係の勉強をしながら飲食店でのアルバイトから頭角を現す。その後、都内の串焼専門店に役員としてヘッドハンティングされ店の経営を任せられるが、30歳でUターン。農業をはじめる。

茨城県での就職を決めた理由は?

実家は7代続く農家。
30歳になり「そろそろ戻ろうか」と思った。

「農家は大変だから無理に継がなくていい」と親から言われ、高校卒業後は東京に進学して電気関係の勉強をしていました。東京では飲食店のアルバイトに没頭して、あれよあれよという間に役員にまでなったのですが、バブルが弾けたこともあり、「そろそろ潮時かな」と思い30歳でUターンしました。飲食店では食材を扱ってきましたが、今度はそれを自分が生産する側になる。そんな共通点しかない、完全な初心者で農業人生をスタートさせました。農業を始めて気づいたことは、「考える時間がある」ということ。飲食店での仕事には、考える暇がないほどに時間と体力を注ぎ込んでいたので、「これなら面白いことができそうだ」とワクワクしました。

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現在のお仕事を教えてください。

農業法人として、
社員とともに“農業”をする。

しかし、平成15年に巨大な台風が襲来して、ハウスがほぼ全壊するという甚大な被害を受けました。現状復帰だけで2000万円。あらためて自然を相手にする農業の厳しさを知りました。それまでのやり方では到底乗り越えられないと考え、アルバイトを雇い、計画的にビジネスの視点を取り入れた農業に切り替えました。その成果もあって5年で1000万円を返済し、40歳で事業を法人化しました。その時から積極的に行ったのはITの導入です。今ではスマートフォンでハウスの温度、湿度、CO2濃度、気圧などを確認できるまでになっています。いかにして時間をつくるか。そして次の事業を構想するか。経営者として農業を見つめています。

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仕事のやりがいを教えてください。

農地を使って次は何をやろう。
それを考えることが楽しくて仕方ない。

今夢中になっているのは、農地を使ってどんな面白いことができるだろうかと考えることです。耕作放棄地を活用してどんな「新しい農業」ができるのかをいつも考えていますね。農作物をつくることだけが農業ではありません。作物の輸入・輸出、ソーラー発電を同時に行う事業、企業との協業など、昔からある農業のノウハウと別の仕組みを組み合わせることで、農業の可能性はどんどん広がるのです。あとは何と言っても収穫した作物を食べた時の「うまい!」という感動。原点にはいつもそれがありますね。

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これからの夢を教えてください。

自社商品を世界ブランドに。
海外展開も視野に入れて準備中。

私たちの会社の代名詞にもなっている小ぶりのパプリカ「スイートカクテルペッパー(R)」。今では、農家や種苗屋の間では一般名称として呼ばれるまでに市民権を得ましたが、今度はこれを世界ブランドにしていくことが1つの夢です。そのために国際商標取得に向け準備も進めています。かつて私のところで働いてくれていた外国人研修生たちが、今は母国に帰って活躍していますので、そのネットワークも活用しながら海外での栽培も視野に入れています。農業はまだまだ面白くなります。私の畑の付近には体験型農園や観光農園もありませんので、その分野でもできることがきっとあるでしょう。新しい農業に興味がある人はぜひ一緒に挑戦していきましょう。

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